今年7月に次男が無事生まれて生活も落ち着いてきたので
腹帯をもらった大阪市の住吉大社にお礼参りをしてきました!
安産祈願とお礼参りでは手順や参拝場所などが違うのと、神社によっても色々ローカルルールがあるとのことなので
住吉大社さんでの安産祈願〜お礼参りを行う際の一連の流れをご紹介します。
あと「すみよっさん(住吉大社)」の由来や安産祈願についても軽く調べたので併せて紹介。
目次
住吉大社とは
大阪市住吉区にある住吉大社には大変古い歴史があり、
広い境内は主に本宮、第二宮、第三宮、第四宮からなり、
正月、七五三、厄除けなどの神事で大阪府内外から多くの参拝客が訪れる神社です。
西暦749年って言われてもピンとこないので調べてみたら、
奈良時代真っ最中で大仏で有名な東大寺が作られた時
ヨーロッパはまだローマ帝国の頃!
え?めっちゃ古い神社やん大変失礼しました!!
住吉大社に祀られる安産の神様
住吉大社で祀られている安産の神様は、
第14代仲哀天皇の皇后である神功皇后さまです。
お腹に後の応神天皇を身ごもったまま戦地を巡り、
各地を平定したのち無事に出産されたという伝説が残されているそうです。
神功皇后さまは住吉大社の第四宮に祀られています。
安産祈願の目的と由来
安産祈願とは、一般的に妊娠5ヶ月の戌の日に
母子ともに健康に無事出産できるよう神様に祈願する日本に古くから伝わる行事です。
出産前後の行事の中でも、妊娠から最初に行うもので
神社で祈祷後、腹帯や縁起物を貰って帰り、出産後にお礼参りを行うのが一般的な流れ。
戌の日の由来
犬は子だくさんでお産が軽く縁起が良い、という理由から
戌の日(いぬのひ)に安産祈願を行うのが通例です。
戌の日、というのは暦の上で決まっており、
「今年は◯年」でおなじみの十二支ですが、実は日ごとにも割り振られているのです。
つまり、毎日何かしらの干支の日であり、12日に一度戌の日も回っているってことですね。
平成30年(2018年)、平成31年(2019年)の戌の日一覧
安産祈願は妊娠5ヶ月目(だいたい15週目)から直近の戌の日に行うのが一般的です。
とはいえ、今の時代、出産の少し前まで働く女性も多いため、そこまで厳密に
日にちを守る必要もないという考え方の方も多いです。
なので、安産祈願は
だいたい妊娠5ヶ月あたりの戌の日の直近の週末
くらいの考えでも全然問題ないと思いますよ。
↓に参考までに直近2年間の戌の日一覧を掲載します。(2019/3更新)
2019年(平成31年)戌の日カレンダー
※赤字は週末
※2019年5月以降は新元号となります
1月1日(火)赤口、13日(日)先勝、25日(金)先勝
2月6日(水)友引、18日(月)友引
3月2日(土)友引、14日(木)先負、26日(火)先負
4月7日(日)大安、19日(金)大安
5月1日(水)大安、13日(月)赤口、25日(土)赤口
6月6日(木)友引、18日(火)友引、30日(日)友引
7月12日(金)先負、24日(水)先負
8月5日(月)大安、17日(土)大安、29日(木)大安
9月10日(火)先勝、22日(日)先勝
10月4日(金)友引、16日(水)友引、28日(月)仏滅
11月9日(土)仏滅、21日(木)仏滅
12月3日(火)大安、15日(日)大安、27日(金)先勝
2020年(新元号元年)戌の日カレンダー
※赤字は週末
1月8日(水)先勝、20日(月)先勝
2月1日(土)友引、13日(水)友引
3月2日(土)友引、14日(木)先負、26日(火)先負
4月1日(水)大安、13日(月)大安、25日(土)赤口
5月7日(木)赤口、19日(火)赤口、31日(日)赤口
6月12日(金)赤口、24日(水)友引
7月6日(月)友引、18日(土)友引、7月30日(木)先負
8月11日(火)先負、23日(日)大安
9月4日(金)大安、16日(水)大安、28日(月)先勝
10月10日(土)先勝、22日(木)友引
11月3日(火)友引、15日(日)仏滅、27日(金)仏滅
12月9日(水)仏滅、21日(月)大安
安産祈願~お礼参りの流れ
住吉大社で安産祈願からお礼参りを行う場合の流れをご紹介します。
ちなみに我が家は電車を利用したので、最寄りの住吉大社駅(南海本線)からの
向かったルートを前提に案内します。
駐車場も用意されているのでもちろん車でも行けますが
その場合は以下でご紹介する「反橋(そりばし)」などは順路としては通らないかもしれません。
(反り橋面白いのでぜひお車の方も歩いて渡ってみてください!)
安産祈願の手順(と駅からの行き方)
南海電鉄住吉大社駅から徒歩3分ほどで鳥居が見えてきます。
鳥居すぐ手前の通りには今も現役で運行する路面電車を見ることができ、
商店街を抜けるとまるでALWAYS三丁目の夕日の映画の中に入り込んだような景色が広がります。
受付
鳥居〜反橋〜幸壽門と進み、門をくぐって左手にある受け付け所で祈祷の申し込みを行います。
基本的に予約等は必要なく、当日行ってすぐに祈祷を受けられます。
申し込み用紙に氏名を記入して祈祷料を支払うと、祈祷殿の場所を案内されます。
祈祷場所
受け付け所の左手の門をくぐってすぐにある祈祷殿で行いました。
複数の家族が合同で祈祷を受ける形式で、殿内の部屋で祝詞(のりと)を詠んでいただきます。
この日はかなり混み合っており、殿内の待合室で名前が呼ばれるのを待っていましたが、
それでも待ち時間20分、祈祷10分程度で結構あっという間に終わりました。
そんなに早く祈祷が終わって良いのか?と一瞬思いますが
考えてみると、妊婦さんにとっては早く終わった方が体調面でも嬉しいですね。
ちなみに、祈祷中の写真撮影は禁止となっていますのでご注意くださいね。
祈祷料金
平成30年1月1日以降:10,000円
(2017年までは7,000円でした)
祈祷の際に貰えるもの
安産祈願の御祈祷の際に以下のものをいただけます。
出産後に「子まもり」を返しに来るので、無くさないようにしましょう。
- 腹帯(or コルセットどちらか選択)
- お守り
- 子まもり
- 撤下品
誕生石も貰って帰ろう
境内に第四宮の神様、神功皇后に由来する誕生石というものがあり、
妊婦さんはそこから小石をひとつ持ち帰り、無事出産が終わったら返しにくる、
という習わしがあるとのことなので、我が家もありがたく小石をいただいて帰りました。
安産祈願の手順まとめ
- 受付
- 祈祷
- 誕生石をいただく
- 各宮に参拝する
※4.)については少なくとも本宮さんと第四宮さんに参拝しておくと間違い無いそうです。(現場調べ)
お礼参りの手順(と子まもり返却場所)
出産後はお礼参りに行き、安産祈願の時にいただいた子まもりと誕生石をお返しし、
神様に無事出産できたことへのお礼と今後の無病息災を願い再度参拝します。
お礼参りの時期は現在では厳密に決められいないようで、
赤ちゃんの体調や外出しやすい季節に合わせて参拝するのが推奨されています。
我が家の次男くんは7月生まれですが、なんやかんやで11月下旬のお礼参りになりました。
参拝場所
お礼参りの参拝場所について公式サイトに詳しく載っていなかったので
現地で巫女さんに聞いて参拝してきました!
なんでも、お礼参りの際は種貸社(たねかししゃ)というお宮さんが敷地内にあるそうで、
そこに参拝した上で、安産祈願の際にいただいた子まもりを返却するそうです。
安産祈願と違い特別受付が必要な祈祷などはなく、教えて下さった巫女さん曰く、
種貸社と本宮、第四宮で参拝していただければ問題ないです、とのことでした。
なので、駅側の入り口から近い第四宮〜本宮と参拝して次に種貸社へ。
子まもり返却場所
種貸社の裏手に回ると子まもりの返却場所とお社がありました。
ここでも無事出産できたことへにお礼の参拝をして、子まもりを返却してきました。
誕生石を返しに行こう
最後に誕生石をお返ししにいきます。
こちらは安産祈願で訪れた祈祷殿の正面辺り、お堀のほとりにあります。
同じく、参拝をして石をお返ししてきました。
お礼参りの手順まとめ
- 子まもりを返す
- 誕生石を返す
- 各宮に参拝する
一生にそう何度も経験することではないので、色々想いを馳せながら境内を歩きましたが
当日は気持ちの良い快晴だったこともあり、澄んだ気持ちで神様にお礼ができた気がします。
以上、住吉大社さんでの安産祈願からお礼参りの手順についてでした!
おまけ:老舗洋食屋やろくさんでランチ
さて、お礼参りの前に立ち寄った、
由緒正しい住吉大社に負けず劣らず創業80年の超老舗。
実は前回の安産祈願の時にも来たんですが、
この日は思いの外空いててすんなり入店できたんだけど、
エビフライ定食とAセットを3人で分け分け。
メニュー写真があまりに美味しそうだったのでコーンポタージュも注文しました。
気取らない昔ながらの店内の雰囲気やスタッフさんの接客が絶妙で、
味もめっちゃ美味しかった!
お子様ランチが無かったので長男は少しスネてましたが 笑。
でもすみよっさん行ったら多分また行きます。
オススメの、または隠れメニューなどがあれば誰かぜひ教えてください。
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