国を守る!基地を守る!全国約300頭の精鋭警備犬たち

自衛隊には、全国約300頭の訓練された警備犬がいて各基地に配置されています。

警備犬を扱っているのは、航空自衛隊と海上自衛隊の2つです。

今回は、僕が航空自衛隊時代に経験した警備犬の訓練や活動実績などを紹介したいと思います。

◆自衛隊の警備犬とは

警備犬は、昭和36年に「歩哨犬」として配置され平成25年には「警備犬」という呼び方に変わりました。

一般的に警察犬という言葉を耳にしますが警備犬という呼び名はあまり馴染みがないと思います。

犬種は主にジャーマン・シェパードが大半を占めていて近年ではラブラドールレトリバーなども訓練されているようです。

警備犬にはハンドラーと呼ばれる犬の訓練を受けた隊員がパートナーとなりしつけや世話をしています。

以下では、警備犬の概要を紹介していきます。

◆警備犬の概要

 

1.警備犬の主な任務

基本的に警備犬の任務は基地の監視です。

夜間には係留所に警備犬を配置したり基地内の見回りをハンドラーと共に歩いて異常がないか警戒しています。

犬の嗅覚は臭いの種類によっては人間の約1億倍であったり視覚は夜間でも暗視眼鏡のような見え方をしていると言われています。

犬の能力を最大限に発揮させて隊員と共に基地を守っています。

 

2.警備犬の訓練の種類

警備犬は初めから訓練ができるわけではありません。

民間の訓練所で基本的な訓練や適正などをある程度把握した状態で自衛隊に配置されます。

自衛隊で行われている訓練内容としては

・基本的な姿勢の訓練(座る・伏せる・立って待つ)

警備犬は自衛隊に配置される前に上記の3つをある程度できるように訓練されていますが出来ないこともあるので後はハンドラーが担当します。

特に難しいのが立って待たせることです。

犬は生活の中で立った状態で待つことをしないため経験したことのない姿勢を覚えさせるのに苦労します。

・遊具を使った訓練

基本的な姿勢ができるようになれば運動能力を高めるための訓練に移行します。

犬が喜ぶようにボールなどを使って楽しく訓練をすることが重要になってきます。

遊具はトンネルや一本橋、石を積み上げた所など災害時に崩れた家屋や瓦礫を想定した本格的な場所で訓練をする場合もあります。

・襲撃訓練

不審者などが暴れていたり逃走を図った場合にハンドラーの掛け声と共に対象に噛みつかせる訓練です。

シェパードの噛む力は約200㎏以上もあると言われているため大人1人を取り押さえるのに十分な力があります。

・爆弾捜索訓練

爆弾の火薬のにおいを覚えさせて持ち物検査や建物内に対象物がないか捜索させる訓練です。

においを感じた場合は吠えて知らせたりその場に伏せたりして反応をするように訓練します。

・足跡追及訓練

対象のにおいを覚えさせて地面についた手掛かりをもとに追っていく訓練です。

不審者の居場所を探す訓練ですが、災害時には要救助者を捜索する訓練にも応用されるためとても高度な知識が要求されます。

3.警備犬の活躍と実績

今までは、警察犬の活躍がメディアなどで報道されていましたが、近年では自衛隊にいる警備犬の能力の高さが評価されてさまざまな場所で活躍しています。

平成30年の豪雨と北海道東部の地震では自衛隊の国際救助犬の試験を合格した警備犬が出動して行方不明者を発見する活躍を見せ防衛大臣賞が与えられました。

今後の活躍が期待されており2020年東京オリンピックでは警備犬の出動があるかもしれません。

◆警備犬と一緒に誇りを持って仕事してみませんか

上記では、自衛隊に配置されている警備犬について紹介しました。

前述した通り、警備犬を扱っているのはハンドラーと呼ばれる現役の自衛官であり彼らも犬に関して訓練されています。

航空自衛隊で警備犬を扱っているのは警備と呼ばれる職種の隊員です。

本来ドッグトレーナー(訓練士)と呼ばれる資格を持った方が訓練している所をメディアなどで目にすることがありますがとても狭い門のようです

動物が好きな方や将来訓練士になりたい方、学校以外で実務的に警備犬と仕事がしたい方は海上自衛隊か航空自衛隊に入隊することをおすすめします。

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最後まで読んでいただきありがとうございました。

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